現在墓石に使用されている石材の8割以上が輸入材となっています。石材の種類も何百種にも及び、お墓の加工は、すべて中国の工場で行っています。ここで1月から3月にかけてお墓の建立を検討されているお客様は、注意が必要です。
中国の春節(お正月)は、日本と異なり旧暦をさします。中国の石材加工職人の多くは内陸部から出稼ぎ労働者のため、春節の時期になると長い休みをとって、遠く離れた故郷に帰省します。そして年に一度の里帰りで、久しぶりに家族との団欒をとることができるのです。ですが春節が明けると、工場に再び戻ってこない職人もいたり、他の職に就いたりする人も多く、毎年石材関係者は、工場の人員確保に頭を悩ませられます。これを踏まえて、この時期にお墓の建立を検討している方は、早めの準備と、あらかじめ石材店に事前に確認しておきましょう。
また、お墓の引渡期間にゆとりを持ちたいのであれば、信頼のある石材店の展示品を購入するのもおすすめします。現物が出来上がって展示されているので、時間的に余裕を持つことができて安心です。