お墓の種類!永代供養墓について

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永代供養墓ってなに?

永代供養墓とは、身寄りのない人や色々な事情でお墓を守ることが出来ない人のために、管理者が永代にわたってご遺骨を管理し、供養してくれるお墓をいいます。「永代供養塔」とも呼ばれます。お墓の継承者がいらないという点が大きな特徴で、家族のいない方やお墓の継承者がいない方が選ばれているようです。一般的に、購入する際に一括でお支払いすることで、その後の管理費用は必要ありません。ただしご遺骨は、骨つぼから取り出し、血縁の有る無しにかかわらず、様々な人と一緒にまとめて合葬されます。

埋葬の方法と費用

永代供養墓もご家族ごとのお悩みやニーズによって、多様になってきましたが、主に2つのタイプに分けられます。

<埋葬の方法>

1.合葬するタイプ
一般的に「永代供養墓」・「合葬墓」・「合祀墓」と呼ばれるものをいいます。多くの人々と共同で利用し、ご遺骨は骨つぼから取り出し、他の方のご遺骨と一緒にまとめて埋葬されます。埋葬後は、すべて運営管理者が管理してくれます。

2.納骨壇タイプ
納骨壇に骨つぼのままご遺骨を安置し、一定の安置期間(3回忌~50回忌)が経つと、その後合葬されます。安置期間は、運営管理者によって異なります。

一般的に埋葬後は、運営管理者によってご遺骨は管理されます。ただ運営母体によって永代供養の方法も様々です。毎日僧侶が読経をしてくれるところもあれば、お盆やお彼岸だけ合同で供養をするところなど、規模や頻度も違ってきます。後々のトラブルを避けるためにも、契約前に確認をとりましょう。

<永代供養墓の費用>
永代供養墓の価格は、運営管理者によって異なりますが、一般的に30万円~50万円といわれています。一般的なお墓の場合は、維持費用として、「年間管理費」がかかりますが、永代供養墓の場合は、契約後の支払いはありません。契約時にお墓に関する支払いを済ませれば、金銭面の心配事を後に残すことはありません。ただし、運営管理者によってプランや規則によって異なりますので、費用の内訳をしっかりと確認しておきましょう。

<永代供養墓を選ぶ際の注意点>
永代供養墓にご遺骨が合葬されると、他の人のご遺骨と一緒に埋葬されるために、後から特定のご遺骨を取り出すということはできません。家族や親族とで相談し、後々「遺骨の一部を分けて欲しかった」「お墓を建ててあげたかった」などというような悔いが残らないように十分話し合いましょう。

永代供養墓が選ばれるようになってきた背景には、少子化に伴いお墓の継承者がいないこと、親が子供に気を遣い「子供には迷惑をかけたくない」などの理由で、自分の入るお墓は自分自身で準備して、決める方が増えてきました。家族のいないお一人様はともかく、自分の大切な家族に万が一のことがあったとき「お墓はいらない」「必要ない」なんて考えられるのでしょうか?
お墓は故人の「生きた証」であり、遺された家族の「心の拠り所」となる大切な場所です。お墓は自分一人だけのものではありません。自分一人で決めるのではなく、周りの家族の気持ちも頭にいれて、悔いの残らないお墓を選びましょう。